よくある質問
- サイクル用バッテリーとはどんなバッテリーでしょうか?
サイクル用バッテリーは充電⇔放電を繰り返して使用することを前提として設計されています。その中でも用途や使用される環境に応じて使い分けていきます。
エンジン始動用バッテリー:
エンジンの始動用に設計されており始動性(CCA性能)を重視されています。
サイクル用には使用できません。
セミサイクル用バッテリー:
始動用とディープサイクル用の中間的な性能を持っています。
主にキャンピングカーやエレキなどのレジャー用として使用されています。
ディープサイクル用バッテリー:
建設機械・搬送車・ゴルフカーなど充放電が頻繁に行われ、条件が厳しい環境下で業務用として使用されています。
バッテリーは種類や放電電流によって終止電圧(完全放電となる電圧)が設定されており、それ以上の放電は劣化につながります。容量は時間率で表されており、取り出せる容量は放電電流の大きさによって変化します。放電の電流値が大きいと取り出せる容量は少なくなります。
鉛蓄電池の特性として放電深度によって寿命は変化します。サイクル用であっても、完全放電を頻繁に行うと寿命は著しく低下します。放電は50%程度を基本として最大でも70〜80%にとどめておくのが理想です。また放電後は速やかに充電を行ってください。
※「ディープサイクル」の呼称はバッテリーメーカーによって違います。ここでは主に業務用に使用されるバッテリーとして区別しました。